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ローズマリーの特徴

2013年05月13日

ローズマリーの特徴
ローズマリーシネオールとはなんですか?という質問を頂きました。
ありがとうございます!!指定しろなんて言われたら、気になりますよね。
しかも、普段は、「ローズマリー」だけのことが多いですし。

ローズマリーは、実はいくつかの種類があります。
といっても、ラベンダーのように、学名が違ったりというわけではなく、
科・属・種どれも同じ。

学名 Rosemarinus officinalis シソ科です。
なのですが、育つ場所など、自然環境によって
含有する成分が大きく変わってしまうことがあるんです。
これを「ケモタイプ精油」と呼びます。
そのローズマリーがどのタイプなのかは、
きちんと成分分析をしてみなければわかりません。

有名なのが、カンファーというケトン類を多く含むローズマリーカンファー、
そして、1.8シネオールという酸化物類を多く含むローズマリーシネオールです。

ケトン類とか、酸化物類というと、化学の授業のようで、???となりますが、
カンファーの香りというのは、「樟脳」のような香りです。
言語によっては、カンフルと呼ばれます。
カンフル剤のカンフルはここからきておりまして、
気付け薬になっていたことからもわかるように、かなりかなりシャッキリさせてくれます。
使用量によっては逆になることもあるのですが、
ケトン類というのは神経毒性や堕胎作用もあるとされているため、
使用量や使用方法などかなり注意が必要です。
このカンファーを多く含むローズマリーカンファーは
乳幼児、妊婦、授乳中の方、神経系統の弱い方、てんかんの既往歴のある方には
禁忌とされているくらいです。

一方の1.8シネオールは、実はユーカリに最も多く含まれている成分でもあります。
ユーカリといえば、コアラなんですが、もっと身近なのがノド飴。
あのスーーッとした感じが1.8シネオールです。
1.8シネオールには抗ウィルス、抗菌作用などがあるので
風邪のひき始めや、身近に風邪をひいている人がいるときにもオススメの成分です。

ローズマリーシネオールというのはこの1.8シネオールを多く含んでいるんです。
ケトン類である、カンファーも含んではいますがさほど多くないため
適切な使用量で正しく使えば、禁忌はないとされています。

でも、頭をシャッキリさせてくれる力はバッチリ♪
他にも、筋肉疲労にもオススメなので、トリートメントオイルに使ったり、
血流をよくしてくれるので、シャンプーに混ぜて抜け毛の予防と
元気な髪の毛を育てるケアも。

香りは好きずきかもしれませんが、とーーっても活躍してくれる精油です。
ディフューザーで焚く場合でも、何種類かの精油をブレンドするのがオススメなので
(その理由はまた今度)
自分好みに調節して、欲しい効果だけ頂いてしまいましょう♪



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Posted by michiko at 22:26│Comments(0)Aroma study
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